最後の入稿

B誌のネーム書き。午後3時過ぎに仕上げて納品。1993年6月入稿分から続いていた連載はこれにて終了。この間、グラビアの陰毛の扱いが元で警察沙汰になり(当時、ヘア解禁されたばかりで、各誌、お上の反応をうかがいながら誌面作りしていました)誌名が変わったり、判型が変わったり、一般記事を入れてみたり、月2回の隔週発行になったり、版元が神楽坂に自社ビル建てて、我が世の春かと思ったら、その数年後には編集部が売りに出れて青山に移転して編集者が大量離脱したり、更に売りに出されて恵比寿に編集部が移転、さらに六本木へ移転、そして今に至るわけだ。
いやはや、21年ですよ。こんなにも長期間、お仕事をいただいていた雑誌はB誌だけです。というか、他は既に休刊してますからね。たいしたもんです。

思い返せば、僕が出版社を退社して、編プロで働くことになった、と当時の編集長Y君に連絡したら、だったら仕事を回すよと発注してくれたのが始まりだった。それまでは飯島愛がモニターして感想を書くっていうスタイルだったのを、普通のAVレビュー企画に戻すって話だった。AV専門誌の編集長をやってた僕としては(休刊させてしまったのを機に前の会社を退社しました)、勝手知ったるお仕事でありがたかったですね。

たぶん、木曜日に色校が出て、下版作業をするわけですが、それは本当に最期の仕事となるわけです。