新規開拓

夕餉の支度をする前に軽く近場に飲みに出ることがある。いつもは豪徳寺のモツ焼き屋に行くのだけど、今日は歩いて10分以内のところにある酒場を覗いてみた。
ジャンルとしてはもつ焼き屋になるみたいだけど、焼きモノの他にも刺し身やサラダ系、お食事系もいろいろあったり。ビールの中瓶が600円、サワー類が450円と酒は安い方ではない。あと、メニューによっては価格が表記されていなくて不安になる。
焼酎のぶどう割り(これも価格表記がなかった)を注文したら、角瓶に入れて冷やされた焼酎と赤ワインがドンと2本並んで出てくる。自分で好きなようにグラスに注ぐシステムらしく、飲んだ杯数は会計時に自己申告制なんだそうな。ちょっと遠慮して注いだら「表面張力を利用してギリギリまで注がなきゃ。そんで口で迎えにいくの」と店主と奥さまらしき女性にアドバイスと受け、ではではと注ぎ足した。クイッと言われた通りに口で迎えにいくと、なんだか飲みごたえが軽い。どうやら金宮ではない、甲類の焼酎みたいだね。
グラスに注いで氷や炭酸を入れず、ほぼストレートで飲む焼酎は金宮以外だと、けっこうこんな感じで残念な飲みごたえなんだよな。それでも、しっかり酔えはするのだけど…。なんというか、納得できないというか、満足感がない。
つまみは、串は1本から注文できて、レバとシロが美味しかった。カシラとナンコツは普通かな。あと、カレー風味のポテサラは凄く美味しかったのだけど、これまた価格表記がかった。
会計は中瓶600円×1、焼酎ぶどう割り×2、もつ焼き150円×4、ポテサラ、あと柿の種がお通しで出て2400円。不安ではあったけど、価格的には満足かな。
酒場放浪記やおんな酒場放浪記で紹介されている店なんだけど、それほどオススメできる店ではなかったかな。地元の方々には愛されている雰囲気ではあったけど、僕がその中に入って行くことはないかな。