思いを伝えようとしてみる

朝からMB誌のネーム書き。10時過ぎに確認用PDFデータを送信して、チェック待ち。
その間にスーパーへ買い物に行ったのだけど、多摩方面の空がにわかに暗くなり、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきた。これはいけないと、巨大な灰色の雲に追われるように自転車で自宅へ急ぎ、ベランダに干していた洗濯物を取り込んだ。それから5分もたたずに大粒の雨がおちてきて、ゲリラ豪雨みたいな雨。これは梅雨の雨じゃないよなあ。東京は東南アジア化しているな。
14時頃、担当さんから原稿にチェックを入れたメール。修正して原稿を納品。
そのメールに残すところあと1回となった連載への思いを書いてみた。普通の新作レビューとは違って、マニア系の企画は素材選び、誌面構成に編集者としての熱量が必要となる。平面的なカタログみたいな誌面にならないよう注意しつつ、もう一歩、マニアがナニを見たいのかってことを考えつつ攻めなければいけない。極端だけど、ピンぼけ、ブレなんて気にせず、そこに見せたいものがあるかに集中する。デザインがカッコイイほうが世間には評価されるかもしれないけど、それは一般的エロの世間からであって、マニアからではない。デザインで写真を殺すなんて、もってのほかだ。
マニア系エロ雑誌を長く作っていて、失敗を続けた僕が、今だからわかることなんですけどね。編集稼業は思い返すと反省ばかりですわ(涙)、いやはや。


漫画『重版出来!』3巻(松田奈緒子)読了

重版出来! 3 (ビッグコミックス)

重版出来! 3 (ビッグコミックス)

原稿を持ち込んできた新人たちの成長、担当する編集者たちのいろんな顔、そしてデビューを支える人たち。初めての単行本ができるまでのドラマが素敵だった。スーパー書店員がカッコよかったなー。