未来の風景

映画における未来の風景といえば、学生の頃から『ブレードランナー』の歌舞伎町みたいなアレだった。今はもっと荒廃していて、メキシコの貧民窟とLAの高層ビルがごっちゃになった感じかな。まさにそんな風景が広がっているのが、今日、新百合ヶ丘で観た映画『エリジウム』だった。癌も大怪我した人体も簡単に治してしまう技術を持っているのに、荒廃した地球を再生することなく、宇宙にコロニーを作って超裕福層だけがその技術や文化を甘受している世界なのだ。地球側もデッドテックなりに技術が進んでいて、人体を改造するのだけど、そのDIYっぷりで腰が抜けそうになった。まあ、そこが面白いところなんだけど。最後、主人公がなぜそこまでするのか、っていく動機付けがちょいと弱いような気がしたけど、全体のノリからすればどうでもいいんだろうな。


経堂に戻ると、スーパーでおはぎを買って食べた。秋分の日だからね。