本の中の世界とのシンクロ

昨日の酒はそれほど残っていないけど、身体に張りがあるのでウオーキングはお休み。いつものように八百屋とスーパーの朝市で食材を買い込む。「なんだか日曜に生活が朝市に縛られているみたいね」と奥さん。確かにそうではある。でも、何処かに出かけるとか予定があれば、朝市に行かなくてもいいのだけれど、そんな予定がないだけ。まあ、彼女はそれがつまらないのだろう。僕としては、最近の減収具合でなんというか、暢気に遊びに出るテンションになれないというのはあるかな。
昼は自転車でお出かけ。上町のユニクロでスポーツイージーパンツを買って貰い、上の階のサイゼリアで食事。「ドリアの量が減っているみたい」と奥さん。チキンステーキも以前食べたのより小さくなっていたかも。あの値段を維持するのは大変なんだろうね。実際のところはわからないけど、このご時世、そんな事にも納得してしまう。帰りは松陰神社でお参り。ちょうど赤ん坊のお宮参りが行われていた。ご祈祷をあげている外で実家の母の穏やかな生活を願う。絵馬を見たら蛭子能収さんのを発見。それが普通なのだけど、ご家族の幸せを願われていて微笑ましかった。
寝る前に読書。『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』を読了。あと残り4章というところで「ホードボイルド〜」側の世界(この作品は2つの世界の話が平行して進む)の日付が10月3日であることを知る。そうなのだ、まさに今の季節を主人公は生き、エンディングを迎えようとしていたのだ。日比谷公園で缶ビールを飲み、一人でたたずんでいた主人公と日付だけといえども、シンクロしていたのが嬉しかった。読み終わり本を閉じると、なんだか心が少しだけ強くなったような読後感。こんか感じは珍しい。