音楽という名の船に乗って、

九段会館あがた森魚のライブ『あがた森魚とZIPANG BOYZ號の一夜 〜惑星漂流60周年 in 東京〜』。昨年の春から70箇所(だっけな?)を回って来たツアーの締めくくり。氏の還暦の祝いも兼ねたような豪華なゲストたちが登場して、3時間を越える至福のステージだった。

二十歳そこそこの頃、朝方の下北沢のロックバーであがた森魚を聴きながらメソメソしていた。東京での生活が上手くいっていなかった訳じゃないけど、なんだか満たされないというか、敗北感ばかりが背中にのしかかっていた、あの頃。まあ、今なら生きるのが下手だったんだよ、なんて当時の自分に言ってやれるのだけど、当時はそんな胸の中で渦巻く思いを誰も察してくれないし、聞いてくれなかった。当たり前か…。

長年聴き込んでいたミュージシャンなのに生で聴くのは初めて。いやはや、もっとステージ情報を気にしておくべきだった。今度は小さなライブハウスでお会いしたいな。冒険の旅を一緒に、




あがた森魚 『惑星漂流60周年!』ドキュメンタリー予告編


永遠の遠国の歌    噫無情(レ・ミゼラブル)
永遠の遠国の歌  噫無情(レ・ミゼラブル)