映画「ノーカントリー」観た、

昨日に続き、悪役というか殺し屋のシガーにやられた。凄い、揺らぎのない殺戮野郎だ。その存在だけでチビリそうになった。最後のトミー・リー・ジョーンズに唐突にテーマ的なことを語らせるのはズルいなーとは思ったけど、脳みそに染み入る映画だった。今後、いろんな生活のシーンでフラッシュバックしそうだ、昨日の「ダークナイト」ともどもね。
その、トミーの語りなんだけど、2つあって、前半は入っていく金は必ず消えていくものだってことなのかな。そんで後半のは、あくまでもイメージが湧いたってことなんだけど、ローレンス・ブロックがニューヨークを舞台に綴っている作品群を思い浮かべた。「この世の中は死者たちの長い列でできている」みたいな。黙示録のような。


ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
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