強行出場するのはヤメて欲しかったけど、そういうものなんだろうな、

13時試合開始のカープのオープン戦に間に合わせるべく、朝からWEB系の仕事をザクザクとこなしていたら、TwitterのTLに稀勢の里が今日、鶴竜戦を休まず、強行出場するというニュースが流れてきて驚いた。

稀勢の里、鶴竜戦「出られる」　負傷でも場所入り（朝日新聞）
大相撲春場所（エディオンアリーナ大阪）13日目に左肩付近を負傷した西横綱稀勢の里（30）＝本名・萩原寛（ゆたか）、茨城県出身、田子ノ浦部屋＝が25日の14日目も出場することになった。師匠の田子ノ浦親方（元幕内隆の鶴）が明かした。稀勢の里は13日目、横綱日馬富士に初黒星を喫したが、優勝争いで大関照ノ富士と共に首位にいる。14日目の結びの一番で横綱鶴竜と対戦する。
この日朝、稀勢の里は大阪市内の田子ノ浦部屋宿舎の稽古場に姿を見せなかった。取材に応じた田子ノ浦親方は「本人が『出られる』と言う。体も動く。横綱ですから、ファンもいるし、いろいろなことを考えながら。本人の強い意思です」と話した。また、けがの状態については「あと2日間、（対戦）相手のこともあるし」と明言を避けた。
新横綱として2場所連続優勝をめざした稀勢の里は、落ち着いた取り口で初日から12連勝。19年ぶりに誕生した日本出身横綱として話題を呼び、連日満員札止めが続く会場の期待に応えていた。15歳で入門して以降、休場は大関だった2014年初場所千秋楽の1日しかない。

昨日はあんなに痛がっていたのに、一晩で相撲が取れるような状態に戻ってるわけないじゃないか。横綱としても責任を果たそうってことなんだろう。そういう力士なんだろう。でも、無理をして今後の力士生活を潰して欲しくない。
そんなわけで、ヤフオク!ドームで松坂投手に完全に抑えられてしまったカープ打線が情けなかったこともあり、7回の表で席を立ち、大相撲春場所をテレビ観戦すべく、自宅へ急いだ。

テレビをつけると、既に三役戦が始まっていて、アナウンサーの話では稀勢の里は肩にテーピングをして土俵入りしたけど、パシンと手を打つこともできなかったそうだ。やっぱり痛いんだ……
土俵の下で出番を待つ稀勢の里は、痛い左手で自然に汗を拭っていたから、昨日の動かせない状態よりは痛みが引いていたのだろう。
しかし、鶴竜との立ち会いが、当たっただけでお終い。力なく押し出されてしまった。なにはともあれ、無理をして怪我を悪化させることはなかったようなので、ひと安心。
それにしても、照ノ富士の変化はナイよなあ……。一年以上かけて、膝のケガからようやく調子を戻してきて喜んでいたし、次の横綱は彼だと期待していたのに、あの変化で応援する気が一気に失せてしまった。

日馬富士4敗目…照へのブーイング余波で集中できず（日刊スポーツ）
＜大相撲春場所＞◇14日目◇25日◇エディオンアリーナ大阪
横綱日馬富士（32＝伊勢ケ浜）が、関脇玉鷲（32＝片男波）に寄り倒されて、4敗目を喫した。
集中力が武器の日馬富士だが、この日は異様な場内の雰囲気に心が乱れた。直前の取組で変化して琴奨菊を下した照ノ富士へのブーイングが止まらず「オレが土俵に上がってるのに、すごい言葉を言ってくるから」と戸惑った。
「相撲を取るどころじゃなかった。集中してるけど耳に入ってしまう。次の一番に集中してる人のことも考えてほしい。大けがにもつながるから」と、ヤジを続けた観客に苦言を呈した。一方で、優勝に近づいた弟弟子の照ノ富士にも「今日の内容は悪いよ」とチクリ。前日の対戦で左肩から胸付近を負傷しながら強行出場した稀勢の里については「（思うことは）ないよ。勝負だから」と多くを語らなかった。

これは、ちと日馬富士が可哀想、