弟の命日と実家の母の心配事

昼前に原稿を1本分書き上げて、データを担当さんに送信したら、西鉄に乗って大牟田へ。2010年に亡くなった弟にビールとお茶を供えに行く。

実家に着くと、母が珍しく横になっていて、足の付根から骨盤のあたりが痛くて、長い時間立っていられないという。2か月くらい前から、右足首からふくらはぎあたりが浮腫んで痛むらしく、そこをかばって動いていたせいだろう。

もしかしたら坐骨神経痛かもしれないし、とりあえず、整形外科で診てもらったほうがいいと言ったけど、放っておいて調子が悪いままだったら、ちゃあんと医者に行かせないとマズいかもしれない。老人の呆けの始まりは足腰の衰えからって聞きますしね。

あと、先月から気になっていたことなのだけど、駅と実家の間にある大きな空きビルに、世界平和統一家庭連合(元統一教会)の大牟田家庭教会が入るようで、入り口に看板プレートが入り、ガラスのドア越しに覗くと、祝いの花が並んでいた。

件のカルト集団が社会的問題になったのは90年代のことだったか、芸能人が信者と集団結婚式に参加することが話題になったが、一番の問題は悪質な勧誘と、高額な壺などを売りつけて、財と家族を奪い取ることだった。

当時は勧誘の対象が若者で、子を親から奪う地獄だったけど、時を経て、今は親を子から奪う地獄が生まれている。それは、先日の政治家の銃殺事件で表面化したけど、あれがなかったら、ずっと水面下で蠢いていたのかもしれない。

とにかく、母には「統一教会」のことを覚えているかと確認。銃殺事件のおかげで思い出したようで、勧誘には気をつけてくれろという説明がしやすかった。

大牟田市民なら、このビルがどこだか分かるよう、夏祭りの旗を入れ込むよう引いて撮りました、