爆音映画祭2015 in FUKUOKAで『サウダーヂ』を観た

母親に電話して、正月用の餅を何日に作りに行くか相談。そんで、ストレッチを念入りにして、ニュースサイトの原稿書き。
資料の信ぴょう性がイマイチ、というか情報量が少なすぎて、どうやってカタチにするか、ウムムムムと考えこんでしまう。とりあえず、見切り発車で書き始めるのは、いつものことだけど、仕上げるのが明日かな。

4時頃、早めの晩飯にうどんを食べ、西鉄で天神へ向かう。まずは、奥さまから「GAPで全アイテム50%オフやっている」とLINEでメッセージが来てたから、三越の2階に入っているGAPへ。良さそうな厚手のシャツと来シーズン用にロンTを購入。
早くも腹が減ってきたので、コンビニのおにぎりで腹ごしらえしてから、西鉄ホールで行われている「爆音映画祭2015 in FUKUOKA」で『サウダーヂ』を観る。公開時に観逃して、なかなかDVDなどのソフト化しないので、もう観られないかと諦めかけていたので、この上映は有り難い。
爆音は吉祥寺のバウスシアターで『スローターハウス5』を観た以来。あのときは洋画で字幕だったから気にならなかったけど、今回はセリフが聞き取りづらい。これは音響さんの腕の見せ所なんだろうけど、難しい問題なんだろうな。
映画は「リアルってなんだ? 現実ってなんだ? 本当ってなんだ?」と、痛いほど胸に食い込んでくる、なんちゅーか、ヤバい作品だった。山梨のロードサイドで暮らす青年たち(あ、オッサンもいたけど)が、国籍、性別、社会的立場入り混じって、もがいていた。東京で暮らしていた僕じゃなくて、久留米に移住した僕だから、余計に刺さったのかもしれない。寂れた街の閉塞、空虚、圧迫、どうやったら明るい未来を手にできるのか、まったく虚空をつかむようだ。
ラストシーン、青年の苦笑いで終わる。あの表情でしか生き抜けていけないのだろうか。
救いのある映画ではない、でも、僕にとって観ずにはおれない、逃げられない映画だった。いや、観なきゃよかったかも、ってちょっとだけ思ったことも確か。そこも、この映画の面白さだ。