憤懣やるかたない映画、『デトロイト』を観た

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お休みにしては早めに起きて、焼き餅で朝飯を済ませ、昨日の酒のダメージが若干残っていたけど、奥さまと自転車に乗ってTジョイ久留米へ。『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー監督の新作『デトロイト』を観る。
ステディカムの動きのある画像が得意じゃなくて、冒頭は慣れなくてクラクラしたけど、理不尽な展開にグイグイと引き込まれてしまった。特に悪辣な警官を演じるウィル・ポーターさんの存在感が突出していて、最後まで憎らしいのなんの。
黒人差別問題がベースになっていたのだけど、差別問題は単純ではなく、層を織りなすように憎悪が連なっている。
白人の中の階層的な差別と嫉妬、黒人への侮蔑、そして、その黒人がイエロー(黄色人種)を卑怯者だと見下す。悲しいほど、人は他者を差別してしまうのだ。

帰宅すると、昼飯に酒で疲れた胃に優しいうどんを食べ、遅めの洗濯をしながら原稿書き。1本分を仕上げて納品した。


『デトロイト』予告編(特報予告)/シネマトクラス