まるで詩集を堪能するように、長い間しみじみと愉しめる映画

いつものようにスーパー「マルキョウ」の朝市で、今週分の食材をまとめ買い。葉物だけでなく、トマトやキュウリもお高くなってきてた。代わりにレンコンがかなりお安くなっていた。

買ってきたものを冷蔵&冷凍保存したら、奥さまと西鉄に乗って天神へ。昼飯に廻る寿司のセットメニューを食べ、雑貨屋で買い物したら、KBCシネマでジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』を観た。


鬼才ジム・ジャームッシュ監督最新作『パターソン』/8月26日より公開


性格が真逆のような彼と彼女、日々同じように生きることと変動しながら生きること、水と火、白を黒、といった差異。そして、その差異と対をなすように登場する双子たち。しかし、彼らだって、瓜二つだけど、似て非なる存在なのだろう。
差異が違和感ではなく、お互いにとって心地よい、かけがえのない存在になっているのが面白かった。そして、映画自体がささやかな詩集のようで、繰り返し読み返すように、これから、事あるごとに思い出してしまいそう。素敵な映画でした。

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