早くも今年のベストバウトに挙げたい取り組みだった
今日は大相撲初場所の二日目。朝乃山が苦手な玉鷲を反応良く押し出したり、北勝富士が貴景勝を素早い横の動きでゆさぶって押し出すなど、見どころの多い日だったけど、なんたってクライマックスは白鵬と遠藤の一番。
左の張り手をくらうも、そのエネルギーを逃がすように左に動き、深めの左下手を取ると、3度の上手投げをくらうも辛抱し、なんと切り返しで白鵬を投げ、背中に土をつける勝利。
こんな素晴らし相撲、なかなか見られるものじゃない。いつも平静を装った表情の遠藤でさえも、土俵上で一瞬、ドヤ顔を見せてしまいましたからね。
ヒザの大きなケガから、センスは各界ピカイチながらも、長い間、自分の相撲ができなかった遠藤が、昨年の秋場所くらいから変わってきた。そして、遂に自分のカタチである右の前みつにこだわることなく、その瞬間で臨機応変に対応して勝利を掴む相撲ができた。
久しぶりに何度もVTRを見たくなる相撲でした。遠藤の諦めない心の強さに感動しました。
