かつて暮らしていた街の大雪の映像を遠くからテレビ越しに眺める、そして、映画「フェンス」を観た

関東地方は4年ぶりの大雪が降ると朝の天気予報で警告していて、夕方、大相撲中継を見ていたら、両国国技館が真っ白な雪で覆われていた。
こうなると首都圏の交通網は脆く、早めに仕事を切り上げた会社員が駅に溢れ、道路も麻痺。TBSラジオの「Session22」で南キャンの山ちゃんがロケバスのままトンネル内で足止めを食らっていて、急遽電話レポートしていた。明日の「たまむすび」に無事に来られると良いのだけど。

原稿を3時半位に1本分を仕上げて納品したら、昨晩から降っていた雨が熄み、空が明るくなってきたので、牛乳を買いに行くついでに広又方面へ散歩。福岡は明日の夜あたりから雪が降るらしいので、こんな晴れ間は貴重なのかもしれない。

晩飯後、WOWOWで録画しといたデンゼル・ワシントンさん監督・主演の映画「フェンス」を観る。アカデミー賞に複数エントリーされていたにもかかわらず、日本では公開されなかったのでDVDスルー作品。
黒人差別問題を軸にした作品かと思ったら、そうでもなくて、旧約聖書ギリシャ神話などを暗喩しているのでは? と思わせる、役名やセットの小道具、台詞があって、難しかった。
たとえば、主人公のトロイは自宅の回りに木製のフェンスを作るのだけど、トロイって、ギリシア神話に登場する都市“トロイ(イリオス、トロイア)”のことで、ゼウスの怒りを買ったポセイドンが、イリオスの城壁を築くという罰を受けたエピソードから来てるのかな、とかね。
また、劇中の印象的な言葉に「清濁併せ呑む」ってのがあるのだけど、英語だと「Breathtaking together good and evil」となる。なるほどな〜。


6月7日『フェンス』ブルーレイ&DVDリリース