気持ちが沈む勝負と歓喜あふれる勝負

大相撲九州場所は豊昇龍が1敗を守り、2敗で貴景勝と高安、王鵬が続いている。貴景勝と王鵬が豊昇龍との直接対決を残しているけど、相撲内容から豊昇龍が断然有利と見ている。下手したら、金曜日にでも優勝が決まるんじゃないか。

新しい大関横綱候補が出てきたことは喜ばしいし、豊昇龍の気迫あふれる相撲は目を見張る物がある。ただ、一昨日見せた佐田の海への変化はいただけない。勝ちこだわってのことだろうが、優勝を争ってもいないのに、いや、争っていればなおさらだ。

変化しなきゃ勝てない相手ではなかっただろうに、あそこは真っ当に勝負してほしかった。これで、この力士を応援する気持ちが一気に萎えた。あの取り組みは、彼の長い相撲人生の大きな汚点になると思う。これじゃあ、優勝を決めても心から祝えそうになく、モヤモヤが胸に溜まっていきそうだ。

そして、深夜。ABEMAのSPORTSチャンネルで、サッカーW杯の日本とドイツの試合を観戦。前半は押されっぱなしで苦しい展開だったけど、後半、キーパーの権田選手の連続スーパーセーブからの、安堂律選手の途中登場から流れが変わったようで、素晴らしい流れで同点。

これで勝ち点1を取れるかもしれないと喜んでいたら、浅野琢磨選手の鋭いシュートで逆転。バカ負けしなきゃ御の字だと思っていた自分を恥じつつ、物凄いジャイアントキリングをやってのけたチームに拍手。時間がてっぺん超えてたけど、勢いで偽ビールの缶を開けてしまった。