センスを超えた猿の勢いとさりげない伏線という中年の凄み

原稿を書き上げるのも、夕餉の支度も早めに済ませ、M-1のリアルタイム鑑賞に挑む。

優勝は錦鯉で、僕的な大本命のオズワルドは、1回目で最高得点の1位になるも結果は2位。今年はどのコンビも滑ることなく、最下位のランジャタイも爆笑で、存在感を発揮。お笑いのスタイルの幅の広さを存分にたのしめた。

大会後のインタビューでオズワルドの伊藤さんが、錦鯉の猿の勢いに負けたっていってたけど、確かに、2本目は少しリズムが崩れたように見えたし、笑いを拾い損ねることが何度かあったのが残念。

一方、錦鯉は長谷川さんのバカの勢いで押し切っているように見えて、さりげなく渡辺さんが伏線を仕込む上手さもあって、これが中年の笑いの凄みかと思った。あと、真空ジェシカも面白かったなー。