ストーンズを聴きながら

一昨日早朝にチャーリー・ワッツさんが亡くなったことを知ってから、原稿を書いたり、家事をやっていても、何かあるごとにローリング・ストーンズの曲を思い出していた。

高校の同級生のSくんと、お互いに持っているアルバムを貸し合って録音したり、中学の夏休みに「Satisfaction」を訳詞してみようと、英和辞書と首っ引きでやってみたけど、3分の1くらいで挫折したこととか、ね。

そうなると、アルバムを聴きたくなるもので、Apple Musicで1971年の名盤「Sticky Fingers」から74年の「It's Only Rock 'n' Roll」あたりまで。ストーンズのアルバムは録音するばかりで、持っている音源が少なくて、こうやってサブスクで聴き放題なのは有り難い。

学生の頃って、とにかくお金がなくて、好きなバンドの新譜が出ても、大学近くの貸しレコード店に入るのを待つか、買えても安い輸入盤だった。

そのせいか、ライナーノーツをちゃんと読む機会がなく、好きなバンドでも、メンバーのこととか、曲が生まれたいきさつとか、まったく詳しくなくて、下北沢のロックバーで硬みの狭い思いをしたものだ。

雑誌「レコード・コレクターズ」とかもっと読んでれば良かったんでしょうけど、結局、マニアの人たちとは微妙な距離を感じたままだったな。