閉じられた世界からの抜け出るために、「クイーンズ・ギャンビット」第3話と「The End of the World」

晩飯後、GYAO!でドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の第7話を見たあと、Netflixで「クイーンズ・ギャンビット」第3話を観る。

当初から女性がチェスで競うことを、当時の社会の違和感として描かれていたけど、今回は主人公が当事者として、その問題にぶつかってしまう。

それも、異性である男性からだけでなく、同性である女性からも違和感として受け入れられていて、むしろ、ライバルであるチェスの王者の男性の方が彼女を競技者として、素直に受け入れている。

そして、今回のラスト。バックで流れるれるのはHerman's Hermitsの「The End of the World」(邦題:この世の果てまで)。Skeeter Davisのヒット曲で、Carpentersなど、これまでいろんなミュージシャンにカバーされている名曲。

どうして太陽は輝き続けるの?
どうして波は岸辺に打ち寄せてるの?
みんな知らないのね
この世がもう終わりだってことを
だってもう、あなたは私を愛してくれないの

歌詞は愛する人に別れを付けられた悲しみをイメージさせる内容だけど、終わったからこそ、その先に“新しい世界”が待っていることを予感させる。まるで、閉じた世界から抜け出るように。

そう思うと、今回のラストは、喪失とともに新たな世界への希望を感じさせてくてる。とても素敵なシーンだったんじゃないかな。

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