いったい何を見せられているのだろうかという気分になるドラマ
晩飯後、日曜日に放送スタートしたドラマ「君と世界が終わる日に」がGyaO!で配信されていたので見てみた。チラと見た予告編で、ゾンビ物であることはわかっていた。
1979年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督の記念すべき作品「ゾンビ」から始まって、ガチ系からバカ系、ロマンス系と、いろんなゾンビ作品を見てきた僕としては、一応チェックしておくかってとこ。
んで、見て思ったのは、10年くらい前にHuluでアメリカのドラマ「ウォーキング・デッド」の世界観に、ゲームを映画化した「バイオハザード」の設定を足したのかなっていう推測。
オープニングから丁寧にゾンビの説明をしていくような展開で、まるで“ゾンビあるある”を見ているみたい。地上波にしてはスプラッタ的な表現を頑張っていたんじゃないかな。
そこで、さらに思った、この作品は誰に向けて作られているのか? ゾンビ好きには物足りない、ゾンビ慣れしてない人はエグくて見てられない。
もしや、地上波しか見る環境がなくて、ネット配信や映画で見られるらしい、ゾンビってやつに、うっすらと興味を持っていた人? なんてニッチな!
主演はイケメンだし、ヒロインは美人。彼らのファンがどれくらいいるのか知らないけど、ファン心理だけで、最後までこの物語を見続けてくれるのだろうか?
僕としては、とりあえず、「ゾンビ基礎学 その1」っていうテキストを映像化して見せられていたっていう印象。初回のラストにマッドサイエンス的な感染学の研究者が出てきたけど、彼との絡みで話が展開するんでしょうね。
ゾンビメイクのエキストラを使った乱闘シーンは、このコロナ禍のご時世、撮影するのが大変そうだし、来週以降も初回のテンションを維持できるのか心配だなぁ。