餅つきと、母親の老いと、
早起きして西鉄に乗って大牟田へ。実家で母親と餅つき。といっても、杵と臼でつくわけではなく、20年以上実家で活躍している電動餅つき機におまかせ。
つきあがった餅を母親とアチチアチチと言いながら丸めていき、鏡餅、餡子餅、焼き餅用、雑煮用に作っていく。
ひと通り丸めたら、自転車に乗ってお寺さんへ。父親と弟、祖父祖母、伯父伯母に鏡餅とお茶を供え、母親が無事に年を越せるよう、見守ってくれろと願う。
ここ最近、母親は物忘れが増えたと嘆いているうえ、先日、自転車から降りるときに目眩がして、転んで膝を強く打ち付けたらしく、ちょいと弱気になっている。
ストック用に揚げていたコロッケやヒレカツを、危ないから、そろそろ止めたほうが良いのかも、なんて考え始めているらしい。
自分の老いに向き合うことは、悪いことではないと思うけど、弱気になるのは違うと思う。特に母親の場合、それがストレスになって、加齢性黄斑変性症を悪化させる危険性がある。
今できることは、なるべく気にかけるようにして、甘えさせる手前くらいの優しさで付き合うことだろうか。元来、甘えることが下手な人だから、そこらへんの調整が難しい。