左に紅い夕陽、右にまぁるくて大きな月

洗濯を2回分やっつけて、スーパーに買い物に行ったら、西鉄に乗って大牟田へ。来週は父親の命日なので、仏壇の掃除に行く。

位牌や装具を外し拭き掃除をすると、ロウソクや線香のヤニで濡れタオルが汚れていく。1年に1度くらいのことだから、それなりにホコリも溜まっている。

仏壇を掃除しながら、ふと、いったい自分は何を祀って何に手を合わせているのだろうと思ってしまう。そもそも、仏壇って何なんだ? 位牌を置いておくための箱に過ぎないけど、彼岸の向こうとコチラを繋ぐ装置でもある。

何なんだろかって思いと、そういうもんだって想いが錯綜するけど、母親の老いという、僕ひとりでは“どうにもならないこと”があると、「母ちゃんを見守ってくれろ」と父親や弟に声をかけてしまうんだよなぁ。

掃除を終えたら、イオンに母親に頼まれたものなどを買いに行き、ストック用の惣菜作り。今回はチゲ風の具だくさんな汁と、カリフラワーのクリィムシチュウを作った。

17時頃に西鉄に乗って久留米に戻ると、柳川を越えたあたりで、西側の雲仙あたりに沈む夕陽が眩しく、ふと反対側の窓に目をやると、まぁるくて大きな月が登っていた。明日は満月らしい。