無謀な若者の何者かになりたいという欲望の危うさ、映画「アメリカン・アニマルズ」を観た

先週からスマホ用ゲームアプリ「テクテクライフ」を愉しんでいる。「テクテクテクテク」みたいに敵を倒すみたいなRPG的イベントはなくなり、ひたすら歩いて地図を塗る潰していく、潔さが好感触。

まあ、都内在住ならば、各区に公私で移動していたので、幅広く活動できて、塗りつぶしがいもあるのだろうけど、今の生活だと自宅から徒歩で行ける町以外は、天神か大牟田くらい。それでも、散歩が愉しくなっているので、しばらくは使ってみることにする。

晩飯後、Amazon Primeで100円レンタルしてた映画「アメリカン・アニマルズ」を観る。大学生4人が大学の図書館に保管されている、時価1200万ドルを超えるジョン・ジェームズ・オーデュボンの画集「アメリカの鳥類」を盗み出そうとする、実話を映画化したもの。

面白いのが刑期を終えた本人が登場し、当時を語るインタビューだけでなく、映画の中で演じられている自分と会話するという、第3の壁とはちょいと違った壁を壊すところ。

ただ、大学生たちの行動理由があまりにも浅はか。退屈な生活に刺激が欲しいれべるで、無謀な若者が何者かになりたいという欲望の危うさが、かつての自分も持っていた馬鹿さを思い出させる。4人それぞれの浅はかさは、きっと、僕も持っていたはずだ。

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アメリカン・アニマルズ [Blu-ray]

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  • 発売日: 2019/10/25
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