ルーティーン化は質の低下に気をつけるべき

書きなれた傾向の原稿だと、ネタのチェック、整理、ざっくりした構成まで、悩むことなく進めることができて、ほぼルーティーン化して作業できる。

そんで、さくさくと書き進めるわけだけど、いつの間にか平べったい文章になる危険性を含んでいる。やはり、どこかで悩み、迷いがないと、立体化していないことがある。

まあ、ネットの記事なんで読み飛ばすように消費されるもんだっていう本音もあるけど、思いもよらぬところでアクセスが伸びてる記事って、どこかで読者をくすぐる仕込みを入れてるんですよね。

そのためには、類似した記事が取りこぼしたようなトピックやデータを掘り起こしたり、わりと地味な作業が必要。どっちかっていうと、書く作業よりか、そっちの方が時間がかかってますね。

これは紙の雑誌の頃から変わらないことで、書く技術なんでそんなに必要ないんじゃって思ってしまうほど。検索術、整理術に長けたほうが良いライターになれるじゃないかって思います。

ルーティーン化って楽ちんになるってことだから、作業する者としては蜜の味なんですけど、大抵の場合、売上減少に繋がってるいるんですよね。僕の場合でも、付き合いのあった編プロでも。