照強は角界最高の鉄砲玉なのだ!
大相撲七月場所は14日目。昨日、新旧大関対決を幕尻の照ノ富士が制し、序二段陥落からの復活劇を見せた。
そして、照ノ富士が勝って、朝乃山が負ければ優勝が決まるとという今日。照ノ富士が正代に破れ、再び朝乃山と星が並んだ。
しかし、結びの一番で、照ノ富士と同じ伊勢ヶ濱部屋の照強が、乾坤一擲の変化。足取りで一気に朝乃山をなぎ倒した。
これ以上ない援護射撃で、照ノ富士が再び単独トップに躍り出て、明日の千秋楽で、奇跡の復活優勝の可能性が大きくなった。
照強は前の晩から作戦を練っていたという。部屋の兄貴分のため、周りにどんなに非難されようと(ウチの奥さまも変化に怒り心頭でした)、自分の仕事に徹した。
まるで、ヤクザ映画の鉄砲玉みたいに、兄貴分の仇のタマを取る。そんな相撲だって相撲の魅力だ。僕は拍手を贈りたい。