幕尻の力士が大関を破って初優勝するという天晴

明るくなったと思ったら、今にも降り出しそうな曇天になったり、不安定な空模様の1日。日付が変わるころゴミを出しに行ったら本降りになっていた。今週はずっと雨続きになるみたいですね。

今日は大相撲初場所の千秋楽。昼過ぎくらいからソワソワして、夕餉の支度を早めにしたり。十両の後半からテレビ中継を見始め、気分を上げていった。

優勝争いは正代が御嶽海を今場所で一番と言いたくなるような気合の押し出しで破り、優勝の可能性を残した。おかげで最後までワクワクが止まらない。

結びの一番は幕尻力士の徳勝龍が大関貴景勝と当たるという異例の組み合わせ。「これより三役」の土俵入りも初体験のため、ぎこちない四股が微笑ましかった。

結果は、あたり激しく両力士がぶつかり、貴景勝が押し勝つかと思ったら、徳勝龍が差し込んでしまい、四つ相撲に。押し相撲の貴景勝が不利になってしまい、組んだ瞬間の表情も「ヤバい」と焦ったように見えた。

貴景勝は半身になって突き押しするも、徳勝龍がこらえて前に出る。こうなると万事休すで、押し出しで徳勝龍の勝ち。まさかの幕尻力士が14勝1敗で幕内優勝を決めた。

正直なところ、正代との優勝決定戦を期待していたけど、この展開だって大歓迎。なんと天晴なことじゃないですか。そして、こんなミラクルが起こってしまうことも、大相撲の面白さなんでしょう。優勝インタビューも笑いあり涙ありで最高でしたね。

ただ、審判部としては、もっと早めに上位の力士をぶつけるなど、取り組みの割りを決める判断について、考え方をアップデートすることが必要でしょうね。

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