にわか雨とプロレス映画「ファイティング・ファミリー」

昼過ぎ、奥さまが西町の洋菓子店「ムッシュヒロ」に行きたいと言うので、散歩ついでに出かけることに。丸っこいパンに大量の生クリームをサンドした、マリトッツォというのが気になっているらしい。

でも、土日祝日限定で売られていて、お取り置き必至の人気らしく、たぶん売り切れてるだろうから、代わりにシュークリームでも買おうかなんて言っていた。

すると、昼前に既に売り切れたため、午後に追加分を作ったらしく、売り切れどころがショーケースにたっぷり並んでいたので、やで嬉しやと購入。ブリオッシュにたっぷり北海道産生クリームが挟まれていて、あまおう苺もプラス。

甘味と酸味と牛乳の香り、そして、ブリオッシュのほのかな塩味が口の中で踊る美味しさでしたよ。

帰り道、それまでポッツラポッツラ降っていた雨が本降りになり、濡れながら小走りで帰宅。しばらくしたら空が明るくなってきたので、にわか雨にちょうど当たってしまったようだ。


晩飯後、ノートPCでAmazon Primeで配信されている映画「ファイティング・ファミリー」(原題: Fighting with My Family)を観る。

イギリス北部の街・ノーウィッチでプロレス興行を営んでいるナイトト一家の娘、サラヤの物語。世界一のプロレス団体であるWWEのトライアウトに兄のザックと参加するも、誘われたのはサラヤのみ。単身、アメリカのフロリダに向かい……、っていう、実在の女子プロレスラー・ペイジの実話を元にしている。

プロレスによって、サラヤとその家族、そして、レスリングジムに通う社会の底辺で暮らす若者たちが救われる。そういえば、僕だって何度もプロレスに救われたっていうか、力をもらったっけ。町のお祭りみたいな感じの、野外で行われていたプロレス興行も愉しかったなぁ。

映画のあと、モデルになったペイジの試合動画をYou Tubeを漁って見たのだけど、劇中のデビュー試合は、実際だと随分とあっさり終わってるんですね。

www.youtube.com

ファイティング・ファミリー [Blu-ray]

ファイティング・ファミリー [Blu-ray]

  • 発売日: 2020/11/27
  • メディア: Blu-ray
 

 

www.youtube.com

世間の醸し出す空気に飲まれないように

週末で奥さまが休みなうえに、世間は大型連休に入っていて、今日はメーデーであり、平成が終わり令和が始まった日。

ちょいと遅めに起床して、昼前に家事を済ませ、昼飯はソース焼きそば。午後から原稿を書き始めようとしたら、どうにもギヤが入らず、実際にキーボードをポチポチし始めたのは14時くらい。晩飯の支度前になんとか書き上げて担当さんに送信した。

今回はなんとかカタチにしたけど、これまで何度も世間が醸し出す大型連休の空気に飲まれ、フリーランスにあるまじき、ダラけた日々へと堕ちてしまっていた。

そんなわけで、改めてここ一週間のタスクを整理し、一週間の作業スケジュールの確認。今日の踏ん張りが大きかったみたいで、連休中は2日くらいは気が抜けそう。

でも、COVID-19の変異種が感染拡大しているんで、どこに遊びに行くってわけでもなく、そこらへんの公園で奥さまとピクニック的な昼酒でもしようかしらん。もちろん、他所様とちゃんと距離をとって。

“県内流行地との往来自粛要請”と“聖火リレー実施”の矛盾と、映画「闇はささやく」と

福岡県が今夜、大型連休期間中の5月9日まで、COVID-19感染が急増している福岡市や久留米市などとの往来自粛を要請すると発表した。つまり、母の日まで久留米市を出るなということだ。

www.nishinippon.co.jp

これを「感染拡大を抑えるためだもんな」と納得できないのは、久留米市は(今のところ)11日に聖火リレーを公道で実施する予定を変えていないということ。沖縄の名護市や糸満市が1日の聖火リレーを無観客で実施ると決めているのに、だ。

夕方のニュースで、国から緊急事態宣言の発令の話が来たが、知事は飲食店などの営業時間短縮の効果を見極めてから考えると答えたと報じていた。そうですか、連休中の人の動きを抑制するつもりはないってことですか。

飲食店や路上で酒を飲めないようにすれば、感染拡大が抑えられるとでも? 連休中、複数の家族や親戚、友達でBBQするのは大丈夫なの? 店舗ではなく、個人レベルで考えないといけない状況ではないの?

このままだと、昨年同様、母の日に大牟田の実家に行けなそうだ。その2日後に駅前の道路を聖火ランナーが走り、人が集まってくるかもしれないのに。

晩飯後、奥さまとNetflixで映画「闇はささやく」を観る。マンハッタンから小さな町に引っ越した親子が、忌まわしい過去が隠された新居で……、っていう、呪われた家系のホラーかと思ったら、夫に人生を奪われた女たちの物語だった。

女性の結婚による“生きがい”の搾取という問題を織り込むという、これは明らかに、MeToo運動からの流れから作られたものなのだろう。ここ数年、映画界は確実に変わろうとしている。

www.youtube.com

大型連休期間に入ったようです

昭和の日。ヒロヒトさんの誕生日だった日ですね。ということは、アキヒトさんの誕生日って、いずれ平成の日っていう祝日になるんでしょうかねぇ。知らんけど。

今日は奥さまが休みだったので、いつもより遅めに起床して、ゆるめのスタート。原稿を1本分書き上げて担当さんに送信したら、晩飯の時間になっていた。

夜はドラマをまとめ見。今朝放送分の「おちょやん」、月曜日放送分の「珈琲いかがでしょう」と水曜日深夜放送分の「理想の男」と「ラブコメの掟」。

朝ドラ以外は全部テレ東なんですね。今期からテレ東はドラマの枠を増やして、力が入っていて面白い。録画してたり、TVerをテレビで見たり、Gyao!をノートPCで見たり。テレビの見方も多様になりましたねぇ。

つっかけサンダルで走って奥さまを追うワタクシと、映画「ザ・ファイブ・ブラッズ」と、

奥さまを送り出し、ストレッチの続きをやろうと作業部屋に戻る途中、ダイニングテーブルの上に弁当箱が置き忘れられているのを発見。もはや、走って追いかけても追いつけなさそうなので、とりあえず電話したけど、マナーモードにしているらしく気づかない。しょうがないのでLINEで弁当を忘れていることを告げた。

数分後、奥さまから電話。走って戻るので持ってきて欲しいとのこと。ガッテン承知と部屋着のままつっかけサンダルで出たものの、奥さまがどのコースで戻ってくるか分からない。しょうがないので、全てのコースが見渡せる横断歩道の前で待つことに。

すると、信号1つ分離れた横断歩道を渡る奥さまの姿が。どうやら、すれ違ったらしく、弁当を諦めて小走りしていた。

部屋着のまま駅に向かうのは不本意だったけど、意を決して奥さまを追うことに。脇目も振らず事務所に向かっているので、手を降っても声をかけても気づかない。

ようやく追いついたときには、駅前の人通りの多い横断歩道で、弁当を渡して一人になると、部屋着でつっかけサンダルという、ちょいと“あたおか”そうな、その場にそぐわない自身の姿が恥ずかしくなり、心のなかで悲鳴を上げながら走って帰った。

おかげさまで痛めていた膝痛がぶり返したうえ、疲れてしまい、しばらく原稿書きができなかった。いやはや……


晩飯後、ノートPCでNetflixの映画「ザ・ファイブ・ブラッズ」(原題:Da 5 Bloods)を観る。スパイク・リー監督が本作ではなく、「グリーンブック」がアカデミー賞を獲ったことを憤っていたけど、たしかに、前半は名優たちの存在感が素晴らしく、メッセージ性がにじみ出る演出も良かった。

でも、お話が佳境に入ったあたりから、どうにもご都合主義的な演出が目立ち始め、「こんくらい、いいっしょ?」的な甘えに感じてしまう。せっかくの名優たちの演技が、演出で薄まってしまい、高級食材を手抜き料理してしまって、チープな味わいになってしまった感じですね。。これじゃあ、作品賞があげられませんわ。

www.youtube.com

高まる危機感

久留米市の一週間のCOVID-19感染者が290人と、前の週のおよそ4.5倍になったという。人口10万人に換算すると、東京都や大阪府を超えるらしい。

www.news24.jp

感染した患者を受け入れている聖マリア病院の方によると、先週末から病床が埋まったままで、新規患者を断る事態に陥っているそうで、こりゃあいわるゆる医療崩壊待ったなしなんでしょね。

これでホテルもいっぱいになって、自宅待機の感染者が増えると、当然、家庭内感染の確率が増えるわけで、家族数が多い家庭からねずみ算式に増加しているのだろう。

酒場は閉まった。スーパーの客は1年前に比べると、減ったようには見えない。行って確認してないけど、遊技場やショッピングモールはどうなっているのだろう。

明後日からGWに入るけど、当然、家族連れや若者は外に出るだろう。せめて、大きな公園で距離をとって遊ぶくらいで済ませてほしい。バーベキューなんかやったら、マスク無しで大人数が会食するわけですからね。

晩飯後、ノートPCでNetflixの映画「ラブ&モンスターズ」(原題:Love and Monsters)を観る。地球に接近した惑星をミサイルで撃墜したら、有害物質が地上に降ってきて、昆虫や両生類などがモンスター化。人間たちが襲われて絶滅寸前になっている世界のお話。

恋人と再会するため、安全な地下シェルターの生活を捨て、危険な外の世界でサバイブするんだけど、こういう、ワクワクドキドキでB級テイストな映画こそ、劇場で観たいのだけど、しばらくは無理なんだろうな。

www.youtube.com

あと、短編ドキュメント「チャドウィック・ボーズマンあるひとりの表現者」(原題:Chadwick Boseman: Portrait of an Artist)も観た。先日観た映画「マ・レイニーのブラックボトム」のエピソードが多く、彼の演技メソッドを確認するため、もう1回観たくなった。

うららかな春の日を有効に過ごすオッサンです

担当さんに次の原稿のプレゼン用の資料を送信したら、本日の業務は終わってしまったので、天気が良いし、ちょいと昼飯ついでに出かけることに。

クーラーバックに保冷剤を入れ、Bluetoothスピーカー、コップ、箸、濡れティッシュなどを用意。諏訪野町のスーパーで格安の偽ビールと細巻きのネギトロを買って、近場の池へ。

桜の木の若葉が萌えていて、日差しが暖かく、ちょいと風が冷たかったけど、ベンチに陣取ると良い感じ。スピーカーで「たまむすび」を聴きながら、昼酒と洒落込んだ。

感染拡大の影響で酒場は開いてないし、つるむダチもいないし、僕の身一つと、スマホ、音楽、もしくはラジオ、そして酒があれば、そこがゴキゲンなBARになる。

今日が午前中授業だったのか、途中から学校帰りの小学生が池の周りで遊んでいて、だらしないオッサンには眩しかったけど、まあ、音量を絞って気配を消していれば、通報されることはないだろう。酒はコップに注いでいるので、昼酒しているとはバレないだろうし、ね。

f:id:eroneko:20210427003818j:plain