今日を粛々と生きる気持ちと、短編映画「愛してるって言っておくね」と、
いつもの日曜日のように、ちょいと遅めに起き出して、ちょいと手の混んだ朝ご飯を食べて、洗濯機を回しながらルンバの掃除の見守り。
近場のスーパーへ食材のストックなどを買いに出て、あとは原稿書き。仕上げて担当さんに送信したら、夕餉の支度して、奥さまのゆるゆると晩酌。
久留米市のCOVID-19の新たな感染者は74人。感染経路が分かっていない人が多く、若年層が半数以上。福岡市などからやって来た、変異型が拡散しているのだろうか。
酒場どころか飲食店にも行くことは控えたほうが良いのだろうけど、この国の感染予防とワクチン政策には絶望するばかり。
批判することとイチャモンや悪口を混同している声を、この街やかつての知り合いのSNSで見かけるけど、黙って従うレベルの指導者を僕たちは選んできたのだろうか。
自分自身への反省と批判のためにも、政権がやることをチェックして、批判するべきことは批判する。それが「市民」ってやつではないのだろうか。
晩飯後、Netflixで短編アニメーション映画「愛してるって言っておくね」を観る。夫婦の諍いの奥にある、深い悲しみと愚かな行為に気づいたとき、無力感と怒りで胸が痛くなる。
ワクチンの“ワ”の字もなかった
昨日、実家の母から問診票が入った封筒が保健所から送られてきて、COVID-19のワクチン注射を申し込むため、予め問診するのでは電話が来た。なんでも、大阪の叔母にも似たような用紙が届いたらしい。
内容や提出の締め切りを聞くと、どうにも要領を得ず、細かい文字の書類がいっぱい入っているらしい。せっかちな性格なので、ちゃあんと確認せずに提出する可能性があるので、近いうちに確認しに行くと言って電話を切った。
そんなわけで、朝飯を済ませ、洗濯物を干したら、西鉄に乗って大牟田へ。実家に着くと、頂き物の山菜を持っていったので、まずはウルイを煮浸し、シドケをおひたしにして、ホットカーペットを仕舞う手伝い。
そして、懸案の用紙を調べてみると、なんとワクチン注射の“ワ”の字もなく、後期高齢者健康診断用の問診票だった。かかりつけの病院に健康診断に行くとき、持参していけってことらしい。
残念ながら、ワクチン注射の順番が回ってくるのは、まだ先のことみたいで、とりあえず、必要事項を母の代わりに書き込み、昼過ぎには久留米に戻って、原稿を書き上げて担当さんに送信。
晩飯後、Amazon Primeで映画「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」(原題:Sound of Metal)を観る。聴力を失ったメタルバンドのドラマーのお話。ろう者が感じている(聞こえない)音の世界の表現が生々しかった。
できることなら、遮蔽タイプのヘッドホンを使って観ることをオススメしたい。モニタにスピーカーを通した音で観るのと、格段に体感の印象が違うと思う。
感染拡大と時短要請と素直な市民について
久留米市は22日に新規感染者数が51人と過去最多を更新。筑後地区でも感染が増大していて、福岡市のことを他人事のように見ることができなくなった。
これを受け。福岡県は営業時間短縮を要請する地域に久留米市を追加することを決定。売上高などに応じて1日当たり2万5千~20万円の協力金を支給するらしい。
他所様の稼業なんで、手当をもらって休業することに何も言えないけど、どうにもモニョってしまうのは、なんもかんも素直に受け入れてしまうとこなのだろうか。
元々、お上の言うことに楯突くことがヨロシクナイという風潮を感じていたけど、店を休ませといて、平然とオリンピックの聖火リレーを実行して、街頭に人を集めてしまうことに、なんの違和感も覚えないのだろうか。
選挙において、野党が弱いこと、マイノリティの候補が箸にも棒にもかからないこと。親方日の丸の空気感が気持ち悪いのだけど、この街で暮らしていく分には、そんな思いは沈んでいくしかないようだ。
夏日
最高気温が27度超えしてたらしいけど、北向きの部屋に籠もって原稿を書いていたので、ベランダの洗濯物が乾くのが早かったくらいしか実感がない。それよりも、6時過ぎても外が明るく、日が長くなった方に驚きがある。
それでも、原稿を書き上げたあと、立ち飲み屋に山菜のおすそ分けに行ったとき、Tシャツの上に薄手のパーカを羽織るのも暑かったので、まだ、夏日っぽい気温だったのだろう。
明日以降も気温高めらしいので、今夜から部屋着をトレーナーからロンTに替えた。
山菜づくしの献立が始まる
昨日、福島から届いた山菜や野菜を、いかに無駄なく消費できるか、既に冷蔵庫の野菜室に入っている食材とのバランスを意識しつつ思案する。
原稿書きの合間に、ちょいと萎れかけている青梗菜を、にんにくの香りを移した油で炒め、粉末中華だしと胡椒で味付けしたミルク煮にする。
あとは、1番足が早そうなタラの芽を天ぷらにして、ついでに山うどの先っぽも揚げてみる。どちらも春ならではの癖のある香りと苦味で美味しかった。
明日以降は、シドギやウルイや山うどをメインに献立を考えないといけない。アイデアがいろいろ湧いてきてワクワクしてしまうなぁ。
晩飯後、ドラマを配信サイトや録画を後追い再生で見る。「珈琲いかがでしょう」はようやく中村倫也さんの“人を殺したような目”ってのが出てきて、面白くなってきた。
今夜放送開始の「着飾る恋には理由があって」は、初回ってこともあり、説明で終わった感じ。あと、中村アンさんの無駄遣い具合と、横浜流星さんの薄っぺらさが気になった。
歩き疲れと山菜とソン・ガンホ
昨日は結局、帰宅するまでに1万6千歩歩いてて、今朝、目が覚めると、下半身に疲れが残っていて、膝に若干の違和感。念入りにストレッチして、腰や股関節、膝まわりなどを伸ばしていった。
昼過ぎ、原稿書きの気分転換にじゃがいもの煮付けを作っていたら、宅配便でみかん箱のダンボールいっぱいに入った山菜と野菜が、奥さまの実家から届く。
土曜日に今週分の野菜をまとめ買いしたとき、ちょいと予感がしていたのだけど、当たってしまった。もちろん、福岡では食べられないっ食材ばかりで嬉しいのだけど、いかんせん、冷蔵庫の野菜室がいっぱいで、どうやって保存したものか悩む。
とりあえず、冷凍保存できそうなものは軽く茹でて冷凍。あとは、バケツやボウルに水を張って、そこに入れて水栽培みたいにして保存。そして、晩飯は買い置き分を早く消費すべく、野菜中心の献立。本当は焼き餃子がメインだったんですけどね。
晩飯後、Amazon Primeでソン・ガンホさんの韓国で2000年公開の初主演映画「反則王」を観る。実在の元プロレスラー、ペク・ジョンホをモデルにしていて、さえない銀行マンがプロレスラーになるってお話。当時の日本のプロレス界とちょいとリンクしていたり、冒頭で大木金太郎ことキム・イルの試合映像が流れたりする。
若き日のソン・ガンホさんが、当時はイケメン俳優を狙ってたんじゃないかってくらいシュッとしていて、なかかな新鮮。監督は「箪笥」や「密偵」のキム・ジウン監督で、こちらもまた若き日の2作品目になるようだ。