胃壁の疲弊について思い出すこと

休肝日2日目。酒を抜いたうえに温かいお風呂にも入ったので、お腹まわりがだいぶ緩んだような気がする。でも、胃壁が疲弊は癒えていないようで、まだ重だるいような違和感を感じる。

胃壁の疲弊といえば、20代後半のころ、神経性胃炎で病院通いしていた。重だるいとか胸焼けするなんてより、もっと深刻な痛みで、キリのようなもので胃壁を刺しているみたいだったっけ。

当時、雑誌の編集長を務めていて、毎月の締め切りと返本率に悩まされ、ストレスを酒でごまかしていた。その結果、消化器系に負担をかけてしまい、消化器科で検査すると、胃の粘膜が潰瘍の手前みたいに傷ついていて、十二指腸潰瘍にもなりかけていた。

そんな痛みも会社を辞めたらピタリと治まり、ストレスの恐ろしさを思い知ったわけだけど、何かと酒に逃げる癖は40代になるくらいまで抜けなかった。

おかげさまで、今は意識的に休肝日を設けられるメンタルになり、あんな痛みを悩まされることはなくなった。かといって、重だるさや胸焼けだって軽視ししてはいけない。

オッサンになって胃壁の修復力が落ちてきているので、自分が思っているプラス1日は必要なのだろう。それでも、夕方になると、胃が少し軽くなったような気がして、偽ビール缶をプシュッと開けてしまうんですよねぇ。まだまだ修行が足りません。