帳尻を合わせるべく原稿を書き進んだら、映画『ウインド・リバー』を観る
昨日の夜のニュースの天気予報では「曇のち夕方から雨」って言っていたのに、目が冷めたらざーざー降りの雨。その後、チラと晴れ間が見えたりしたけど、結局、夕方まで時おり小雨が降る曇天が続き、夜遅く激しく降ってきた。こんな天気を予報するのは、かなり難しいだろうな。
作業はいつもより早めにストレッチとチューブトレーニングを済ませてから開始。年末年始用の原稿を1本分とレギュラー分を1本分仕上げて納品。残すところ、あと1日。明日までに帳尻を合わせることができたら、年末にむけて少し気が楽になりそう。
作業を終えたら、夕餉の支度まで時間があったので、雲行きも怪しいし、散歩を省略して、Netflixで映画『ウインド・リバー』(原題:Wind Rive)を観ることに。
ネイティブ・アメリカンが強制的に移住させられたという、ワイオミング州のウィンド・リバー保留地を舞台に、雪深い荒野で少女の遺体が発見されたことから物語が始まる。
主演はアベンジャーズのホークアイ役でお馴染みのジェレミー・レナーさんで、人間を圧倒するような雪の世界で、何故、少女が死ぬことになったとか、FBIの女性捜査官とともに探っていく。
土地どころか、本来の生き方まで奪われたネイティブ・アメリカンが暮らす地域は、暗黙の差別や格差による閉鎖感で息苦しい。それでも生きていくためには、タフでなくてなならない。それはもちろん、強さとしての暴力も必要となる。
実話をもとにした映画なのだけど、きっと、スクリーンでは見通すことが出来ない闇が、この保留地にはあるのだろうと予感させる。ワイオミングはかつて、トレヴェニアンの小説の舞台にもなったけど、一筋縄ではいかない歴史があるみたいですね。