久留米の商業施設を観察、そして、映画「シャイニング」を念のため

原稿を1本分仕上げて納品したら、西鉄駅方面をぶらぶらと歩く。新館を閉めて売り場を本館にまとめたと聞いていた、岩田屋久留米店をエスカレーターで上がってみたら、まとまって店が詰まっているどころか、逆にスカスカ。

どうやら岩田屋なのは5階までらしく、6階以上は専門街になっていて、エレベーターの前が贅沢にスペースが取ってある。っていうか、ソファで埋めた感じ。9階の催事場はシャッターが閉まっていたけど、普段もそうなんだろうか?

あと、2階に美容室が出来るらしいけど、目隠しパネルにポスターが貼ってあるだけで、1階のエントランスにさえも告知が見当たらなかった。いったいどうやって、客に開店情報を届けているのだろう? 

6階以上の専門店も「これ売ってます」っていう主張がないっていうか、なにしてるのかのアピールを感じなくて、どういうコンセプトで構成されているのか、一度聞いてみたい。そんな機会ないと思うけど。

続いて、駅ビルの2階に移動して、エマックスのショッピングフロアを覗いてみたら、入口のあたりで地元の情報誌主催の筑後の物産展みたいな出店を発見。

ワインやお菓子、雑貨などを扱っていたけど、お店の方は知り合いらしき人たちと、雑談なのか打ち合わせなのか分からないけどお話中で、そこにいる人の半分は前を通る人にお尻を向けていた。あれじゃあ、興味があっても一歩前に出られないよなぁ。

岩田屋もエマックスの出店も、共通していることは、客にリーチしようとする意識を感じられないこと。口コミで十分に伝わるっていう自信があるのなら、余計なお世話なんだろうけど、もそっと告知にエネルギーを配分したほうがいいんじゃないだろうか。

正直言って、設置した、出店しただけで満足してるようで、その後の検証なんかする気ないように見えるんですけどね。


晩飯後、奥さまは録画しといた男子フィギュアを観るというので、僕はノートPCでAmazon Primeの映画『シャイニング』(原題:The Shining)を観ることに。今、この映画の40年後を描いた作品『ドクター・スリープ』が上映されているので、その前に観ておこうと思った。

たぶん学生の頃に観ているんだけど、記憶は不確かでシーンを断片的にしか覚えていない。そこで再確認的に観たら、なるほどそういうことだったかと思いつつ、やはり、スタンリー・キューブリック監督の映像美に惹きつけられた。

ただ、ホラーとしては、今見ると断片的というか、短編映画の集合体のようで、分厚いスティーブン・キングの原作を、キューブリック監督の手法で2時間弱にまとめたら、こうなるよなーって感じかな。大学の同学部の嘉堂くんが「原作の方が怖いよ」と言っていたことに、あらためて頷いた

あとは、キューブリック版が気に入らず、キング自らがドラマ版で再映像化した『シャイニング』も観ておこうかな。たしか、有料だけどAmazon Primeで観られるはず(調べたら155円だった)。主人公の息子・ダニーの「シャイニング」について、もっと描写されていたはずだし。

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