初めての小倉で懐かしい漫画に再会する

昨年の11月17日から北九州市漫画ミュージアムで開催されている「マカロニほうれん荘 in 福岡」だけど、2か月もやってるからって余裕こいてたら、最終日まで10日を切ってしまっていた。

老母の通院に付き添う可能性が今後あるため、仕事のスケジュールをかんがみても、行けるのは今日しかない。そんなわけで、洗濯して、夕方にパンが焼き上がるようにタイマーをかけてHBを仕込み、晩飯用にカレーを作ったら、西鉄と高速バスを乗り継いで小倉へ。

と、思ったら、8時ころ人身事故があったらしく、西鉄が止まっている。早めに行って、昼酒できるエリアも散策しようと思っていたのだけど、再開のメドが10時ということだったので、念入りにストレッチ。腰の調子は最悪だったので、少しでも楽に電車やバスに乗れるよう、凝り固まっている箇所を探りつつ、そこを伸ばしほぐしていく。
 
結局、小倉駅前に着いたのは12時半ころ。昼飯を食べてからとも思ったけど、時間がないので、とりあえず展示を観に行くことに。漫画、アニメ、アイドルだらけのビルの6階に向かった。

マカロニほうれん荘』は「少年チャンピオン」で1977年から1979年まで連載されていた鴨川つばめさんの漫画で、僕は中学生のときにリアルタイムで読んでいた。初回でいきなりトシちゃんの出身校として地元の中学の名前が出てきて、鴨川さんが地元の大牟田出身だと知り、友だちと盛り上がったのを思い出す。

緻密で美しい扉絵が印象的だったけど、生原稿も息を呑むほど美しい。なにがすごいって、ホワイト修正がほとんどされてなく、一発でスミ入れされているのだ。どれだけの集中力があったら、あんな画角いっぱいに書き込むことができるのだろう。

連載初回の原稿のほか、読み覚えのある回の原稿が陳列されていて、つい読み込んでしまったり、下書きの鉛筆の線に見入ってしまったり。規模的にはこじんまりしたものだったけど、無理を押して観に行って良かった。

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昼飯は駅の近くの猥雑な区画にある24時間酒場へ。NHKの『ドキュメント72時間』で取材されていた店で、セルフでジョッキに注ぐ100円生ビールがある。メニューは焼き肉系に加え、安酒場っぽいのも充実していて、冷奴、揚げシウマイ、ポテサラと僕的定番を注文。バスの時間があったので、サク飲みで済ませたけど、できることなら泊りがけで飲みに来たい街ですねぇ。

片道ほぼ2時間で1750円。けっこうな旅だったけど、夕方5時には帰宅。実家の母に電話して、今日も医大から電話がかかってきてなかったことを確認して、夕餉の支度。寝る頃になると、腰の歪みがかなり悪化してきてて、明日の朝が不安。

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