Fire TV Stick経由で初映画鑑賞、Amazon Primeで『ボーダーライン』を観た

今年の7月に上映してた『ウィンド・リバー』を見逃していて、レンタルやストリーミング放送されるようになったらぜひ見ようと思っている。んで、この作品の脚本・監督のテイラー・シェリダンさんが脚本を務めていて、昨年公開したのを、これまた見逃してたのが『ボーダーライン』(原題:Sicario スペイン語で“殺し屋”の意)だった。

アメリが北部のワイオミングと南部のアリゾナと、舞台になっている地域はまったく違っているものの、善と悪の境界線が見えない無法地帯と化した状況というのは似ていて、『ウィンド・リバー』の前に、ぜひ観ておきたかった。

アリゾナのメキシコとの国境地帯は、麻薬カルテルに支配されていて、警官さえも信用できない。あちこちで銃撃や爆発が起こり、拉致、殺人の恐怖が日常化している。そんなところで法を守った捜査なんて出来るわけがなく、FBIの女性捜査官は翻弄されるばかりで……、ってのが導入部。

全体的に陰鬱な雰囲気なんだけど、映像は美しい。緊張感あふれるシーンのバックには、ズーーーンと重苦しい効果音だけが流れ、決して煽り立てる感じではない。それが効果的で、気づけばグイグイと映画の中に引き込まれているんですよね。痛快さとはかけ離れた面白映画でした。

そんなわけで、画質低さとか動きのあるシーンでのモタレ感とか心配してたけど、Fire TV Stickを繋げたFUNAIの薄型テレビで、まったく問題無しで最後まで観られましたよ。


映画『ボーダーライン』予告編