人生は失敗の連続だけど、やり直しは何度でもできる、そんな映画、『6才のボクが、大人になるまで。』を観た

軽めにストレッチして、おしゃれ着洗いして、原稿を1本文仕上げて、軽い仕事関係の質問の答えを添えて送信。まだ書いたことがないジャンルの原稿だけど、ちょっとでも発注が増えるのなら挑戦してみたい。


昼過ぎ、3時間もあるため分割して観ていた映画『6才のボクが、大人になるまで。』(原題:Boyhood)を最後まで。

主演はパトリシア・アークエットさん演じる母親だけど、これはイーサン・ホークさん演じる父親、エラー・コルトレーンくん演じる息子、それぞれが主人公に見えてくる。そう、それぞれが、それぞれの人生の主人公であるように。
バンド活動にうつつを抜かす夫と離婚後、職を得るために大学に戻る母親。大学で知り合った子持ちの教授を再婚するも、実は酒癖の悪い暴力男で、娘と息子を抱えて脱出。その後、再々婚するも、これまた相手の男が……。

人生はなかなか上手くはいかず、子供たちは反抗的に。なんのために頑張っているのか、分からなくなり、母親は「キーッ!」ってなっちゃいそう。
一方、父親は流れるままに生きていて(ちょっとは努力はしてるっぽいけど)、それなりに幸せを掴んでいっているのに、どこか寂しそう。
完全な幸せなんか、ないのだろうから、それが自然というか、行き着く先っていうか、落とし所なのかもしれない。

息子はそんな父と母の間で、反抗期、思春期を経て青年になり、友情のもつれや失恋を経験。どこか、大人たちを見る目がシニカルなのは、家庭環境のせいなのかな。

家族それぞれが、いろんな失敗をしつつ、また来る明日のために生きる。それは、ラストの台詞のように、一瞬を生きるのではなく、一瞬が繋がっている“時間”を生きるってことなんだろう。


映画『6才のボクが、大人になるまで。』予告編