人生はず〜っと模索だ! 映画『20センチュリー・ウーマン』を観た

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目が覚めた時は曇り空だったけど、安住アナのフリートークを確認し(今週は安定の11分)、スーパー「マルキョウ」の朝市に行く頃、本降りになってしまう。この前買った長靴のデビューとなったのだけど、履き慣れない長靴って、ヒザに負担かかるし、短い靴下を履いていたものだから、踵の上あたりの皮を擦りむいてしまった。

午後、本当は昼飯を食べたあと、封切りされたばかりの映画『万引き家族』を、Tジョイ久留米に奥さまと観に行くつもりだったのだけど、雨のせいで自転車で行けないので見送ることに。すると、上映時間の1時間くらい前になると、雨が熄んだどころか空が明るくなってきて、自転車で行ける感じになったじゃないですか! 慌てて映画館の予約サイトを覗いてみたけど、時すでに遅し。前方3列以外はほとんど埋まっていた。そりゃあそうだ。海外の映画賞と受賞して注目浴びてる映画の公開日直後の日曜日なんですからね。

そんなわけで、昼飯後は奥さまと映画に行く代わりに、石橋文化センターへ花菖蒲と紫陽花見物。帰りに「ドラモリ」に寄ったら、改装前の安売りをやっていることを知る。今は10%オフだけど、木曜から最後の日曜までは20%オフとのこと。最終日は在庫に期待できないから、木曜の14日の早めの時間に行って、ストック用の洗剤類や歯磨きチューブなどをまとめ買いしよう、そうしよう。


晩飯後、奥さまとWOWOWで録画しといた映画『20センチュリー・ウーマン(原題:20th Century Women)』を観る。前作の『人生はビギナーズ』が面白かったマイク・ミルズ監督の新作なんだけど、昨年、KBCシネマで上映してたときに見逃してしまった。
舞台は1979年のカリフォルニア州サンタバーバラ。シングルマザーのドロシーはメーカーの製図室で働きつつ、中古の一軒家を改築した下宿を経営、管理している。一人息子、ジェイミーは15歳で難しいお年頃。彼の幼馴染のジュリーと、下宿人の写真家グレタという、身近な2人の女性に、彼へのアドバイスを頼むのだが……
息子のジェイミーがちょうど僕と同じ年の生まれなんで、劇中で使用されるパンクやニューウェーブポップカルチャーに馴染みがあったし、なんとなくだけど、当時のアメリカ社会の空気感も身近に感じることができた。特にトーキング・ヘッズの扱いに爆笑してしまった。
相手のことを思っても上手く伝わらないように、人生は自分が思うようにはいかない。どうすればいいのか、模索は続く。それは、改装が延々と続いている、ドロシーの下宿が象徴しているようだった。
どうにもならないことは、どうあがいても、どうにもならない。じゃあどうすればいいか。あがきつつも、流れに身を任せ、そこにいる自分となんとか辻褄を合わせていくしかないもかもしれない。


「20センチュリー・ウーマン」予告編

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