すべては愚かな人の業により起こってしまうお話だった、映画「アイ、トーニャ」そして落語を観た

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天気予報どおり朝から雨。洗濯物を部屋干しして、軽く作業したら、電車に乗って天神へ。天神一丁目ブロックの再開発のため、2015年の夏に存亡の機を迎えていると言われたものの、未だに忙しく営業している、中華料理店「新生飯店」で昼飯に焼きそば(あんかけのかた焼)を食べ、中洲大洋で前回、振られてしまった映画『アイ、トーニャ』を観た。

まー、これでもかっていうくらい、救いようのないヒドいお話です。過剰な自己承認力と自己愛の人物ばかりで、誰にも感情移入できない。それでもエンタメとして引き込まれてしまうのは、まるで落語を映像化したように、人間の愚かな業が丸出しだったからかもしれない。もうね、笑っちゃうくらい、糞がつくくらいのお馬鹿さんたちのお話なんですもの。
でも、マーゴット・ロビーさんの好演のおかげか、どこかでトーニャの幸せの願ってしまうんですけどね。

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3時間ほど、買い物したり、立ち飲み屋で大相撲中継を観たりして時間を潰し、6時半からイムズホールで落語「柳家喬太郎まつり」の初日、入船亭扇辰さんと林家彦いちさんとの同期会を愉しんだ。彦いちさんはTBSラジオでお馴染みだけど、噺を生で観るのは久しぶり。大笑いさせてもらって満足。

仕上げはいつもの関東風のモツ焼き屋「四文屋」で、冷製モツなどをツマミにキンミヤ焼酎。ホッとする味っていうか、いつも身体が欲しているツマミと酒だなあ。久留米にも出店すると良いのになぁ……。


『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』予告編/シネマトクラス