映画『君の名前で僕を呼んで』の美しい世界を堪能する

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いつものようにスーパー「マルキョウ」の朝市で今週分の食材をまとめ買いしたら、身支度して奥さまと西鉄に乗って天神へ。KBCシネマで『君の名前で僕を呼んで』を観た。
1980年代の北イタリアを舞台に、17歳の少年が24歳の青年に恋に落ちてしまう夏の日々が描かれている。
まだ何者でもない少年の、同世代の少女との初めての性体験。そして、たくましくも美しい年上の男性への、自身さえも困惑する恋心。聡明な両親に見守られながら、傷つきながらも成長していく。
17歳だからこそ、抑えきれない性衝動は、オッサンから見ると、眩しいくらい激しくて、懐かしくて、美しくもある。
少年、エリオを演じたティモシー・シャラメットさんは、ピアノ、ギターなど多彩なうえに、演技力も抜群。SF映画『インタステラー』で主人公の息子の子供時代を演じていたらしいけど、忘れていた。
美しいのは恋だけでなく、北イタリアの風景も素晴らしかった。特に青年、オリヴァーとエリオが自転車で疾走するとき、田園風景をカメラがグルリと回って映し出すシーンが美しかったなあ。
あと、変化しつつも、そのに在るものの隠喩のような、暖炉の炎(これと遂になって、前半に川についても似たような表現が使われている)が印象的だった。


映画『君の名前で僕を呼んで』日本語字幕付き海外版オリジナル予告編

 

映画の後は奥さまの買い物に付き合い、僕はポロシャツを2枚買ってもらった。