怪獣へのこだわり映画から、ロボ格闘アクションへのこだわり映画へ、『パシフィック・リム アップライジング』を公開日の朝イチの回で観た

奥さまを仕事に送り出し、洗濯物を干したら、自転車でTジョイ久留米へ。『パシフィック・リム』の続編となる『パシフィック・リム アップライジング』を観る。
今回はギレルモ・デル・トロさんが監督から製作にまわり、スティーヴン・S・デナイトさんが新たに監督を務めているんだけど、やや薄味で、前作の残り滓で構築された感があったかな。
なんでそう感じたのか考えたのだけど、怪獣、いや、KAIJUへのこだわりが薄めだったからかもしれない。今回出てくるのは4体プラスαで、数的にも少ないし、昼間に登場して全体がしっかり見られたわりには、迫力不足だった。逆に前作が夜間の登場シーンが多かったのは、暗闇での動きのほうが迫力が出たからかもしれない。
その代わり、どこにこだわりを感じたかっていうと、巨大ロボット、いや、イェーガーの戦闘シーンだった。これは昼間のシーンだったおかげで、迫力のある動きがバッチリ見られて、KAIJUに叩きつけられて、破損していく箇所も分かりやすく、ハラハラしてしまった。
欲を言えば、もっと進歩したイェーガーを見たかったけど、前作でKAIJUとの戦いは終わっていたから、強さの進歩より、システムの簡略化、汎用化の方に進むのは現実的なのかも。
あと、イェーガーの、いや、巨大ロボットへこだわりを感じさせるところは、ちょこちょこあって、僕的にはマジンガーZに出てくる、ボスボロットを思い起こさせる、メインキャラのお嬢さんが作った小型イェーガーが可愛らしいうえに、意外にも重要な働きをしてくれるのは嬉しかった。それと、日本を舞台をした戦闘シーンでも、チラリとロボットこだわりシーンがあって、ニヤリとしてしまった。
前作よりスカッとした戦闘アクションに仕上がってます。それはそれで悪くないんですけどね。

映画のあと、ホームセンターでベランダ栽培用の土と、パセリの苗を購入して帰宅。原稿を1本分仕上げて、小頭町方面へ長めの散歩に出たけど、そろそろヒノキ花粉の飛散量が減り始めているような気がする。もう少しの辛抱だ。


【予告編#1】パシフィック・リム:アップライジング (2018) - ジョン・ボイエガ,スコット・イーストウッド,アドリア・アルホナ 原題:PACIFIC RIM UPRISING