根が怠け性なもので、一度ネジが緩むと……

さすがに3日続けて早い時間から飲酒するほどの体たらくではないですが、本日もぐうたらに過ごしてしまった。
原稿の下準備して、さーて書くかとキーボードに対峙したものの、ぼやーんとイタズラに時間が過ぎていくばかり。
あきらめて撮り溜めていた落語を大相撲初場所の中入り後まで、ひたすら見続けた。

一番の印象に残ったのは古今亭菊之丞さんの「お見立て」かな。菊之丞さんはヌメッとした色気があって(いい意味で)、最近の噺家さんがあまり持っていない雰囲気。彼の廓噺が好きなのだけど、遊郭について先輩方からいろいろ訊かれていたり、調べていらっしゃるみたい。
今回見た「お見立て」は、いざ喋ってみると、花魁の描写は軽めで、逆に客や妓夫の描写のほうがネチッコイというか細やか。
考えてみりゃあ、吉原に来て血気盛んなのは客の方ですからね。せっかちになるし、熱量も多い。そのぶん、花魁をサバサバさせた方が可笑しみが増すんでしょうね。


大相撲初場所は五日目。一番の見どころは稀勢の里と御嶽海の取り組みだったけど、期待以上の内容で息を飲んだ。破れはしたものの、御嶽海は自信になったんじゃないかな。