映画『IT』は少年たちにとって「恐怖とは何か?」に深く食い込んでいく

目が覚めたら昨晩の格好のままで、酔い疲れてシャワーも浴びずに撃沈してしまったことに気づく。「うーー」とうなりながら寝床を出て、シャワーを浴び、歯を磨き、部屋着に着替えたら人心地。
土産に買ってきたパウンドケーキっぽいのを朝飯に食べ、いつものようにスーパー「マルキョウ」の朝市に行き、今週分の食材の買い出し。レタスはまだお高いけど、他の葉物はだいぶ落ち着いてきてるみたい。

昼飯を食べたら、奥さまと自転車でTジョイ久留米へ。スティーブン・キング原作のホラー映画『IT』を観る。
たしか、90年代にテレビ東京でテレビドラマを1本にまとめたやつを映画として放送してて、それのリメイクとなる。舞台は50年代から80年代に変えられていた。
ホラー映画好きな奥さまは、怖さ的はイマイチだった、なんて言っていたけど、映画としての完成度は高く、面白かった。
特に少年少女たちの設定が、いじめられたり虐待を受けていたり、ピエロに追っかけ回される以前に、キツい生活を送っているのがポイント。
少年故にキツい現状から逃げ出すことが出来ず、そこに甘んじているしかないのだけど、ピエロと対峙することによって、恐怖とは何か? 自身の弱さとは何か? という問題にぶつかり、それを乗り越えようとする。実は少年少女の成長物語なんですよね。
少年の成長譚といえば、映画『スタンド・バイ・ミー』を思い出すけど、あれもスティーブン・キング原作ですもんね。『IT』は成長の物語として、『スタンド・バイ・ミー』より深く踏み込んでいて、それも舞台を80年代に移したことの効果なのだと思う。
この作品は27年後の彼らの物語が、続編として作られるみたいで、どんな大人に成長しているか、落ちぶれているか、公開が愉しみですね。


【映画 予告編】 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(超特報)

 

今日は大相撲九州場所の初日。心配していた全休明けの稀勢の里は、得意としていた玉鷲に初の黒星を喫してしまう。左腕の捌きはともかくとして、足が前に出ていない。休場明けのせいなのか、それとも、また体調が不完全なのか……。明日の相手は伸び盛りの若武者、阿武咲。心配だ。

 

本作が1、2巻分で、続編が3、4巻分になるんでしょうね