衣替えをさぼっていたけど、そろそろ……

朝晩は室温が20度を切るようになってきて、洗濯するときお湯を加えるようになったし、肌掛けの薄手の毛布から3日前から羽毛布団に代えている。
それなのに、衣装掛けのシャツ類が半袖のまま。上にジャケットを着れば、下は半袖でもいいかな、なーんて言い訳して衣替えを先延ばしにしていたけど、そろそろケツに火がついてきた。
天気が良いのは土曜日の昼くらいまでらしいから、窓を開けて作業したいから(畳んだり広げたりするだけですが……)、それまでに済ませたい。
灯油の注文も月明けに持ってきてもらえるよう、火曜日くらいには業者さんに電話しなきゃだな。

作業はWEB系の原稿を2本分仕上げて納品。早めに終わったので、月に一度の「回転寿司しげなが」の3割引サービスの恩恵を預かりに行く。シンコをカボスで〆たのが美味しかった。

晩飯後、奥さまとWOWOWで録画しといた映画『オーバーフェンス』を観る。佐藤泰志(1990年10月に41歳で自死)さん原作の映画、『海炭市叙景』、『そこのみにて光輝く』に続く「函館三部作」の最終章となる。どれも、なにかしら事情のある、どこか欠損した人間たちが出てくる、ヒリヒリを心が痛くなる作品だ。
本作のオダギリ・ジョーさん演じる主人公も、蒼井優さん演じるヒロインも、欠損しているうえに壊れている。それは環境も人間性もだ。欠けた部分を合わせようとしても、当然、キチリとハマるものではない。でも、そこに出来た隙間の切なさこそが、この映画の魅力なのだろう。切ないのに温かい。
そして、何よりも胸に迫るのは、蒼井優さんの剥き出しの演技だ。身も心も晒すような姿に圧倒された。凄い女優さんだ。


「オーバー・フェンス」予告編

 

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