映画と素敵空間とライブと酒と下北沢と

 開店時間に合わせてスーパー「マルキョウ」の朝市へ行き、今週分の食材などを購入。帰宅したら、最低限の保存作業をして出かける準備。そして、西鉄に乗って天神へ。KBCシネマで一週間限定公開の映画『戦争のはらわた』を観る。

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サム・ペキンパー監督の名作のデジタルリマスター版なんだけど、迫力あふれる戦争描写に圧倒され、映画館を出ると息が苦しくなっていた。戦場にしか生きる場所がないような、ジェームズ・コバーンさん演じる“血まみれサム”こと、シュタイナー伍長と小隊の兵士たちの演技が生々しくて、闘うこと、生きること、無残に死ぬことの、なんと力強く、そして、虚しいことか。
ラストシーンで響き渡る、シュタイナー伍長の笑い声が恐ろしく、テロップで挿入されたベルトルト・ブレヒトの言葉「諸君、あの男の敗北を喜ぶな。世界は立ち上がり奴を阻止した。だが奴を生んだメス犬がまた発情している」にゾッとした。

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映画の後は競艇場近くの立ち飲み屋で友人家族と待ち合わせして、軽く飲んでから大名小学校を案内してもらう。取り壊しになるのがもったいない、オシャレでインテリジェンスを感じる素敵な空間だった。珈琲もビールも美味しくて、近所にあったら通うだろうなあ。

奥さんとお子さんを別れたら、Yくんの酒場などで時間を潰し、イベントスペース「LIVLABO」で六角精児バンドのライブ。Yくんも六角さんもバンドメンバーのTくんも下北沢の友人で、つい、懐かしくってニヤニヤしてしまう。やっぱり、面白い男たちだなぁ。


六角精児バンド「ディーゼル」