見上げれば、すっかり秋空に様変わりしていた

11時45分から上映の映画『ワンダーウーマン』を予約してあるので、朝のストレッチを省略して作業し、ちょいど切れの良いところで、自転車に乗ってTジョイ久留米へ。

とりあえず、主演のガル・ガドットさんがシオニストであることに関するアレとかコレは、観ている間は置いといて愉しむことに。
いやー、可愛らしくて、世間知らずな頑固娘で、それでいて、高貴な輝きをまとい、凛々しくて、もちろん、すっげえ強い。『バットマンVSスーパーマン』で突然彼女が登場したときは、とにかく強くてカッチョイイ印象しかなかったけど、その生い立ちや立場による悲しみ、寂しさも伝わって、強い意志の奥底にある切なさにキュンときた。
あと、ヒーローのみの戦いだと違和感なかったけど、民間も交えた戦争の中だと、あの露出度の高いコスチュームは浮きまくってましたねえ。なんだか、ハラハラしちゃいましたよ。
また、彼女をサポートする3人のオッサンたちが、地味だけど良い味出してた。皆、過去に他の民族や国に迫害を受け、本来の自分ではいられたかった人たち。それが物語に深みを持たせていたと思う。フェミニズム的なことに注目されがちだけど、世の中とは多種多様な弱者がいて、さらに善と悪なんて白黒ハッキリとは判別できないことに気付かされる。

そんなわけで、本作にもDC系ヒーロー物の宿命なのかもしれないけど、救うべきか救わざるべきかという、葛藤からくる暗さがある。だから、観終わってスカッとした気分で劇場を出ることができない。弱き者を救おうとするヒーローの背中に孤独を感じてしまうからだろうか。


映画『ワンダーウーマン』本予告【HD】2017年8月25日(金)公開

あ、そういえば、エンディングに流れる主題歌『To Be Human』に訳詞が付いていなかったのが残念だった。作品のテーマとリンクした内容なので、歌詞を噛み締めながら聴きたかったですね。そんなわけでコチラのサイトのリンクを貼っておきます。

www.eigaongaku.info


今日のお仕事はWEB系の原稿を映画の前に1本、後に1本書いて納品。