昨日のことなのですが、映画『君の名は。』を観た

観たのは昨日なんですが、余韻を愉しむために日誌には書かなかった。あと、ダラダラと別のことを書きなぐっていましたからね。


アチコチで語られている大ヒット映画なんで、やっぱり、イッチョカミしとこうっていうか、ちゃあんと劇場で観とかないとなーって思って、タイミングを見計らっていたら、ポンッとスケジュールの穴が空いたので、自転車でTジョイ久留米へ。
公開が8月26日のロングランなのに、劇場で2番めに大きな箱で、一日に5回もやっていて、同じロングラン上映でも小さな箱で一日1回上映の『シン・ゴジラ』と、ヒット具合の違いがわかりますね。客入りは大箱にしては少なかったけど、久留米で朝イチの回で50人くらい入っていたんだから、まずまずなんでしょうか。キャナルシティの『この世界の片隅に』は20人くらいでしたからね。

んで、内容ですが。時間と空間と人々の想いを素晴らしく絡ませて、うまくできてるなーって感心しきりの映画でした。50過ぎのオッサンの鈍った感性では、受け取れなかったところがあったっぽいけど、10代〜20代前半で観てたら、とっても大切な宝物になったんじゃないかな。
主役の2人はもちろん、脇を固めるキャラ、そして街や田舎の風景がキラキラしていて、やはり、大きなスクリーンで観て良かった。主人公の三葉の声をあてていた、上白石萌音っていう女優さんは、不勉強で名前さえも知らなかったけど、これまたキラキラしていて素敵。あと、音楽を担当しているバンド、RADWIMPSの音楽もきっと若い感性だったら、キュンキュンと刺さったと思う。いやはや、自分のオッサン具合を思い知る映画でもあったんですね。
いろんな人にちゃあんと届く映画なんでしょうね。それが大ヒットに繋がるんだろうな。うまいなー、なんて、なんだか偉そうな物言いだけど、ほんと、うまくできてます。
ラストの予感がしてくると、『この世界の片隅に』で「すずさんともっと一緒にいたい」って寂しくなったのと同様、この作品でもあの風景に主人公たちが立ったとき、「ああ、この二人ともっと一緒にいたい」「この世界にもっといたい」って寂しくなってしまいましたよ。

作業はニュースサイトの原稿書き。たぶん、今年最後の納品となりそう。ライターのAさんから発注メールが来たから、紙媒体の締め切りはまだあるみたい。有り難いことです。