稀勢の里がいない土俵を見つめる

5時半に起床して、母と二人で朝飯を食べる。7時半に実家を出る。タクシーが来たので玄関で靴を履いていると、母が「あーあ」とため息にしてはハッキリと、まるで愚痴でも言うように声をもらした。たぶん、これから一人になるのが本当につまらないかったんだろうな。すまないなあ、と後ろ髪をひかれつつ東京に戻った。

羽田に着くとその足で両国へ向かう。大相撲初場所千秋楽の観戦。移動中、稀勢の里が右足親指の怪我で休場することを知り、予感はしていたもののガックリする。彼が十両から幕内に上がろうとする頃から応援してきて初めての休場だ。三役揃い踏みの土俵がなんとも寂しい。綱とりが振り出しに戻ったどころか、来場所はカド番だ。怪我をキッカケに相撲が良い方向に変わる場合なので、まだ諦めてはいけない。

観戦後、下北沢で途中下車して千真野へ。奥さまに約束していた牡蠣フライを食べる。今年もうっとりする美味しさだった。添えてあった玉ねぎフライも良かったな。
いつもなら念のためSに寄るのだけど、規制の疲れがあったし、明日から生活を正常化するためサクッと帰った。